2012年12月17日

アンプの波形を見てみる

Waveganeというフリーウエアで作成した矩形波をサウンドボード(SE-200PCI)で再生したときの波形。
若干のオーバーシュートとリンギングがあります。そのうちオペアンプ交換等したいと思います。
左から100Hz、1kHz、5kHz
input.jpg

真空管アンプの波形を8Ω抵抗負荷、普段聞いている音量(0.3W程度)で見てみました。
回路や部品(特にトランス)が違うので、一概に比較は出来ません

6CA7(松下)プッシュプル
素直な形でありながら、入力のリンギングが消えています。
正弦波の歪みも全体域にわたって低く、やはり標準機として捨てられません。
6ca7.jpg

6GF7A(国産)シングル
応答は速いですがオーバーシュートが強調されています。
6gf7a.jpg

2A3(マツダ)シングル
若干高域の波形がなまっているものの、昭和20年代の真空管で、普通の回路、普通の安い部品でこれだけの性能が出ます!
ちなみに、この真空管を1本当たり4000円程度で購入しアンプを製作してから約1年半、両親が毎日森進一のCDを1〜2時間演奏していますが、まだまだ元気に鳴っています!
2a3.jpg

300B(CETRON)シングル
波形がなまっています。
正弦波の歪みは、中域は6CA7プッシュプル並に低いですが、低域や高域は高くなります。
300b.jpg

UY-807(東芝)シングル
上の300B用に製作したアンプから、ソケットとバイアス回路とヒーター電圧を変えただけです。
2A3と6CA7の中間みたいな感じです。
正弦波の歪みは300Bより高いですが、全体域にわたって同じくらいで、また入力が高くなるにつれて徐々に増幅率が下がる歪み方なので、聴いていて不自然感や不快感は全く感じません。
807.jpg
 
posted by t-box at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ
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