2013年02月03日

レコードとCDの比較(2)

次に、ダイナミックレンジ(音圧範囲)ですが
レコードは実測上65dB程度と言われています、CDは規格上96dBまで可能です。
(SACD、DVDオーディオは120dBまで可能)

では、市販のCDはそのダイナミックレンジの広さが生かされているのでしょうか?

波形を比較してみます。

アグネス・チャン / ひなげしの花 (1972) レコードの波形です
hinageshia.jpg
hinageshiw.jpg


風になる / つじあやの (2002) レコードの波形です
kazeninaruw.jpg
kazeninaruw.jpg


アグネス・チャン / ひなげしの花 市販CDの波形です
hinageshi_cda.jpg
hinageshi_cdw.jpg

波形のピーク(尖っているところ)がバッサリとカットされています。(画像の赤丸の部分)
これでは、アグネス・チャンの伸びのある歌声を聴く事ができませんし、全体的に抑揚のない平べったい音になってしまいます。

AIKO / ボーフレンド
aiko.jpg

これも波形のピークがカットされています。
CDしか出ていないので、どうしようもないです。

風になる / つじあやの CDの波形です
kazeninaru_cda.jpg
kazeninaru_cdw.jpg

これは波形のピークを圧縮しています。

カゴメ野菜生活 / つじあやの (2012) CDの波形です
yasaia.jpg
yasaiw.jpg

波形の圧縮をしていないか、していてもごく少量と思われます。
良心的なCDです。
 
posted by t-box at 14:37| Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/90942856

この記事へのトラックバック