2013年09月15日

UY-807(6)

807という真空管の歴史を調べてみました。
RCAが1935年に6L6を発表
→1937年に6L6を通信用にパワーアップした807を発表
→オーディオから通信機まで幅広く、安価に高出力が得られる万能管としてヒット
→日本の各社も量産
→東芝が陸軍の要請で、807を高周波特性を改善+小型化したUY-807Aを開発
→芝が海軍の要請で、UY-807Aを更に小型化したFZ-064Aを開発→零戦の通信機に搭載
FZ-064Aの技術がアメリカに接収されて、オーディオの名管6L6GCが生まれた?

戦後は再びUY-807、UY-807Aが生産され、70年代に高性能トランジスタが出現するまで、アマチュア無線、警察無線、学校放送、鉄道(、少し形を変えてテレビ)等々で活躍したそうです。

写真はマツダ(現:東芝)のUY-807です。昭和20年代?
uy807mazda.jpg

posted by t-box at 15:10| Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ
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