次に、ダイナミックレンジ(音圧範囲)ですが
レコードは実測上65dB程度と言われています、CDは規格上96dBまで可能です。
(SACD、DVDオーディオは120dBまで可能)
では、市販のCDはそのダイナミックレンジの広さが生かされているのでしょうか?
波形を比較してみます。
アグネス・チャン / ひなげしの花 (1972) レコードの波形です
風になる / つじあやの (2002) レコードの波形です
アグネス・チャン / ひなげしの花 市販CDの波形です
波形のピーク(尖っているところ)がバッサリとカットされています。(画像の赤丸の部分)
これでは、アグネス・チャンの伸びのある歌声を聴く事ができませんし、全体的に抑揚のない平べったい音になってしまいます。
AIKO / ボーフレンド
これも波形のピークがカットされています。
CDしか出ていないので、どうしようもないです。
風になる / つじあやの CDの波形です
これは波形のピークを圧縮しています。
カゴメ野菜生活 / つじあやの (2012) CDの波形です
波形の圧縮をしていないか、していてもごく少量と思われます。
良心的なCDです。
2013年02月03日
レコードとCDの比較(1)
周波数範囲を比較してみました。
レコードは、40kHzあたりまで記録できると言われています。
画像の緑線は20kHz、黄線は40kHzです。
Norah Jones / Come Away With Me (2002)
アグネス・チャン / ひなげしの花 (1972)
Helen Merrill With Clifford Brown & Gil Evans / You'd Be So Nice To Come Home To (1954)
CDは、規格上22kHzまでしか記録できません。
画像の緑線は20kHzです。
アグネス・チャン / ひなげしの花 (2000年発売のベストCD)
カゴメ野菜生活 / つじあやの (2012)
ちなみに、SACDおよびDVDのリニアPCMオーディオは48kHzまで記録できます。
SACDは対応しているプレーヤーが少なく、自作もできません。
DVDで音楽を販売して欲しいですね。
レコードは、40kHzあたりまで記録できると言われています。
画像の緑線は20kHz、黄線は40kHzです。
Norah Jones / Come Away With Me (2002)
アグネス・チャン / ひなげしの花 (1972)
Helen Merrill With Clifford Brown & Gil Evans / You'd Be So Nice To Come Home To (1954)
CDは、規格上22kHzまでしか記録できません。
画像の緑線は20kHzです。
アグネス・チャン / ひなげしの花 (2000年発売のベストCD)
カゴメ野菜生活 / つじあやの (2012)
ちなみに、SACDおよびDVDのリニアPCMオーディオは48kHzまで記録できます。
SACDは対応しているプレーヤーが少なく、自作もできません。
DVDで音楽を販売して欲しいですね。
2012年12月20日
2012年12月17日
アンプの波形を見てみる
Waveganeというフリーウエアで作成した矩形波をサウンドボード(SE-200PCI)で再生したときの波形。
若干のオーバーシュートとリンギングがあります。そのうちオペアンプ交換等したいと思います。
左から100Hz、1kHz、5kHz

真空管アンプの波形を8Ω抵抗負荷、普段聞いている音量(0.3W程度)で見てみました。
回路や部品(特にトランス)が違うので、一概に比較は出来ませんが
6CA7(松下)プッシュプル
素直な形でありながら、入力のリンギングが消えています。
正弦波の歪みも全体域にわたって低く、やはり標準機として捨てられません。

6GF7A(国産)シングル
応答は速いですがオーバーシュートが強調されています。

2A3(マツダ)シングル
若干高域の波形がなまっているものの、昭和20年代の真空管で、普通の回路、普通の安い部品でこれだけの性能が出ます!
ちなみに、この真空管を1本当たり4000円程度で購入しアンプを製作してから約1年半、両親が毎日森進一のCDを1〜2時間演奏していますが、まだまだ元気に鳴っています!

300B(CETRON)シングル
波形がなまっています。
正弦波の歪みは、中域は6CA7プッシュプル並に低いですが、低域や高域は高くなります。

UY-807(東芝)シングル
上の300B用に製作したアンプから、ソケットとバイアス回路とヒーター電圧を変えただけです。
2A3と6CA7の中間みたいな感じです。
正弦波の歪みは300Bより高いですが、全体域にわたって同じくらいで、また入力が高くなるにつれて徐々に増幅率が下がる歪み方なので、聴いていて不自然感や不快感は全く感じません。

若干のオーバーシュートとリンギングがあります。そのうちオペアンプ交換等したいと思います。
左から100Hz、1kHz、5kHz

真空管アンプの波形を8Ω抵抗負荷、普段聞いている音量(0.3W程度)で見てみました。
回路や部品(特にトランス)が違うので、一概に比較は出来ませんが
6CA7(松下)プッシュプル
素直な形でありながら、入力のリンギングが消えています。
正弦波の歪みも全体域にわたって低く、やはり標準機として捨てられません。

6GF7A(国産)シングル
応答は速いですがオーバーシュートが強調されています。

2A3(マツダ)シングル
若干高域の波形がなまっているものの、昭和20年代の真空管で、普通の回路、普通の安い部品でこれだけの性能が出ます!
ちなみに、この真空管を1本当たり4000円程度で購入しアンプを製作してから約1年半、両親が毎日森進一のCDを1〜2時間演奏していますが、まだまだ元気に鳴っています!

300B(CETRON)シングル
波形がなまっています。
正弦波の歪みは、中域は6CA7プッシュプル並に低いですが、低域や高域は高くなります。

UY-807(東芝)シングル
上の300B用に製作したアンプから、ソケットとバイアス回路とヒーター電圧を変えただけです。
2A3と6CA7の中間みたいな感じです。
正弦波の歪みは300Bより高いですが、全体域にわたって同じくらいで、また入力が高くなるにつれて徐々に増幅率が下がる歪み方なので、聴いていて不自然感や不快感は全く感じません。
